住まいのソサエテ マンションリフォーム事例 その1 of 練馬区リフォーム店[リフォームのことならソサエテにお任せ下さい。]

住まいのソサエテ 練馬区大泉学園リフォーム店 戸建・マンションのリフォーム及び戸建新築・オーダー家具・オーダー建具を設計・コーディネートから施工・アフターサービス迄、ソサエテスタッフがきめ細かく対応させて頂きます。

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築22年のマンションをリフォームして、快適で安全な住まいにしたい。

お客様の要望は多種多様。

DSC02575.JPGDSC02568.JPGDSC02566.JPG現調風景 リフォーム工事をするにあたってお客様の要望は全て叶えたいものです。その要望やイメージを具体的に形にするのが私達の腕の見せ所ですね。初回打合せでの要望は次の様な内容でした。

①設備を新しくしたい。
②間取りを変更したい。
③採光と風通しを良くしたい。
④スッキリ収納と掃除のしやすさを求めて、造り付けの家具を設けたい。
⑤居間と廊下はフローリングにしたい。(出来るだけ無垢材を使いたい。)
  キッチン ・ トイレ ・ 洗面所及び玄関はタイルにしたい。
⑥バリアフリーにしたい。
⑦部屋への出入口はなるべく引き戸にしたい。
⑧玄関を広くしたい。
⑨梁が大きいので何とかならないか。
⑩クローゼットや押入れ等に調湿材を取り入れたい。
⑪照明を工夫したい。

DSC02520.JPG水廻り トイレDSC02522.JPGDSC02569.JPG洗面所 洗面化粧台DSC02525.JPG洗面所 ユニットバス入口DSC02560.JPGキッチン


 お客様の要望を踏まえて、現調をします。専有面積は76.4㎡ 第四次マンションブーム時に施工された、分譲マンションに多く見られる経済設計?のマンション
です。(床・天井共コンクリート直に仕上材。水廻りに段差があり床が上がっている。)決して珍しいケースではなく、かなり多いと思います。このタイプのマンション
リフォーム工事では、マンション管理組合による工事規約が厳しいです。(どのタイプでも規約はかなり厳しいです。)一番のあげられるのが、音の問題です。階下や両隣はもちろん上階にも気を配らなければいけない内容です。床の仕上材に関わるものはもちろん、水栓金具をシングルレバーに交換したときに起こりやすいウォーターハンマーなど様々な要因があります。要望や制約を考えながらプランニングとなります。どの様なプランになるか楽しみです。

数度の打合せでプラン決定。

DSC01953.JPG 一度や二度の打合せではなかなか纏まりません。お客様のイメージに近いプランや想でないのもの、イメージを上回るプランと様々な意見が交換され具体化していく訳ですが、一番肝心なのが工事金額ですよね。「お金は幾ら掛かっても良いから。」というお客様はあまりいないと思います。コストパフォーマンスに合った物の選択。デザインやコーディネートによる付加価値を提供するのが、私達の仕事だと思っています。(技術的な面からも)
 図面はお見せ出来ませんが、今回のプランは良く纏まっていると思います。動線やお客様の要望の面からも良い出来だと思います。開放感が有りながらもプライベートな部分を維持し来客を招き入れる。そんな空間を提案できました。

追記 事前調査を忘れずに。

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 お客様がタンクレス トイレを希望されたので事前調査を行いました。タンクレス トイレを設置する場合は、水圧の測定が不可欠です。(今ではハイブリットタイプも有りますが。)金額面からもかなり違いますし、何より安受けあいして取り付けできなければトラブルの基です。お客様も私達も安心する為にも水圧測定は行いましょう。

いよいよ工事開始。

DSC03025.JPGDSC03057.JPG まずは解体からです。これだけの規模の工事になると、住みながらの工事は無理ですね。お客様には仮住まいしていただく必要があります。
 既存の物は再使用せずスケルトンの状態にしていきます。解体時に発生した廃材は分別して処分となります。

 天井や間仕切壁を解体してみると、今まで目にする事の無かった空調のダクトや電気の配線、給排水の配管がたくさん現れます。関係者以外あまり目にする事の出来ない光景ですね。
 マンションの改装には、多くの制約が有ります。水廻りの大きな位置変更や梁型・柱型の削除が例であげられます。中には、マンション全体の管理等の問題で既存の物を利用しなければいけない場合があります。この様な事を踏まえて解体を進めていくわけですが、近隣の皆様にご迷惑をかける工程でもあるわけです。解体時の騒音や共用部分の使用などです。中でも解体の音は気持ちのいいものではありません。近隣の皆様のご協力に何時も感謝しています。

造作中。

 前記の通りお客様のご要望の中に「バリアフリーにしたい。」という項目がありました。そこで、今回とった方法は床を下げるのではなく、逆転の発想で床を上げるという事にしました。床組に使用した商品が万協株式会社のフリーフロアシステム(YPG2タイプ)です。この商品でフローリング(無垢材)を施工しても遮音効果が有りマンションの工事規約にも対応する事ができました。 万協株式会社 HPLinkIcon
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 20㍉のパーティクルボードをゴム付の鋼製脚で支持し躯体とのスキ間に吸音材を充填していきます。その後、パーティクルボードの上に捨貼り用の合板を敷き仕上材のフローリング(無垢材)を施工していきます。
 ちなみにフローリング材は、株式会社ニッシンイクスの商品を使用しました。使用した商品は無垢材にありがちな捻れや反りが無く実(さね)の付も良く施工性がいいと思います。金額面でもそんなに高価な物でなくコストパフォーマンスに充分な商品だと思います。 株式会社ニッシンイクス HPLinkIcon

見えないところも丁寧に。

 改装工事において水廻りの配管は大切な部分です。万が一にも漏水事故がおきればお客様はもちろん階下の方にもご迷惑をお掛けすることになります。
配管工事が終了した時点で給水管や給湯管に水圧を掛けて漏水が無いか確認いたします。又、キッチンセットに食器洗浄器を組み込まれる場合には、食器洗浄器から高温の排水が出ます。長期にわたり使用していくと、熱による排水管の変形等で漏水の危険性がありますので、高温にも対応できる排水配管が
必要になります。見えないところ程丁寧な仕事を心がけたい物です。それは設備工事だけでなく、電気工事や木工事もそういえます。また何れは改装工事をするときが来るでしょう。その時の職人さん達に見られても恥ずかしくない仕事をしていきたいと思います。
DSC03103.JPGキッチン配管DSC03099.JPG洗面・浴室配管DSC03100.JPG洗濯機置き場配管

材料探しに群馬まで。

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 玄関正面のニッチに使用するカウンターと壁面の違い棚に使用する材料を求めて、なんと群馬県まで行ってきました。

 東京では安価に無垢材を手に入れられるショップとして、Wood Shop もくもくが有名?ですが。今回は気に入った商品が無く、インターネットで検索して群馬県にある
有限会社Wood Shop 関口まで行ってみました。ちょっとした観光?ウキウキ気分で到着、事前の電話連絡をしていたせいか大変丁寧な対応をしていただきました。案内され中に入ると高価な物から安価の物、色々な木の種類の物が沢山在庫してあり、しばし仕事のことも忘れて長い時間観て廻ってしまいました。

 機会があれば是非もう一度伺いたいと思います。                 

Wood Shop もくもくLinkIcon
(有)Wood Shop 関口LinkIcon

DSC01390.JPGDSC01388.JPG 木工所に連絡をとり機械で加工できる大きさを確認しながら、なるべく反りや捻れの少ない物を選んでいきます。厳選の結果、栗と銀杏の耳付板を購入。その日の内に加工してもらいたく、いざ東京へ・・・。


追伸、職人さん達のお土産に下仁田ネギを買いました。

竣工にむけて。

 いよいよ工事も大詰めです。大工さんによる造作も終わり仕上の工程に入ります。
この頃には、お風呂やキッチン・家具・建具等(組立物?)